やあ、みんな!調子はどうだい?
一つ前の日記で触れた通り、僕は先週末BMOに行ってきたんだが、そこでの成績は見るに耐えない散々なものだったよ。その元凶は言うまでもない、土地事故さ。
思うにMTGは最高にクールなゲームだ。しかし、この土地というシステムはそんな素晴らしいゲームをいとも簡単に陳腐でつまらないものにしてしまう。何故5000円も払ってまで袖を涙で濡らさないといけないんだ?
今回の結果は僕にある1つの決心を抱かせるには十分すぎる出来事だった。そう、チームYTK (Yappari Tochitte Kusodawa)の結成だ。
チーム設立の目的は『土地事故に泣かされている人々の救済』。即ちガルバノスの布教だ。
手始めにMMCのサイドイベント枠をガルバノスで掌握し、同じくドラフトを主催したがっているBKTKCを泣かせてやるとしよう。
とまあ冗談はさておき、今日はお待ちかね、ガルバノスパワーナイン3つ目の紹介だ。
■"The Queen" of Garubanosu She is!
EDHを始めとしたハイランダーデッキにおいてサーチカードが強力なのは言うまでもないだろう。本来デッキに1枚しかないカードをピンポイントにズドンズドンと引っ張ってこれるのだから。
これはガルバノスにおいても例外ではない。ガルバノスの初期から《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》を始めとした各種サーチカードは存在していた。しかしガルバノスの研究が進むにつれ、それらは姿を消していった。何故か?
一番の理由は試合のテンポが大幅に損なわれるためだ。200枚近いデッキの中から目当てのカードを探し当てるのはプロガルバノスプレイヤーでも数秒はかかる。カードプールを把握していない初心者プレイヤーならばなおさらだ。
それでもガルバノスのデッキからサーチカードが消滅したわけではない。
環境最初期から最強のサーチカードの座を欲しいがままにし、ついにはガルバノスパワーナインの座まで射止めた女帝。
”The Queen”, リリアナ・ヴェス/Liliana Vess。
彼女が運ぶのはあなたへの勝利ではない。あなたの左隣りに座るプレイヤーへの死だ。
■Death Bringer
リリアナ・ヴェスはローウィンで登場したプレインズウォーカーの内の1人で、現在もスタンダードリーガルで使用可能なためご存じの方も多いはずだ。
彼女をパワーナインたらしめているのは-2のサーチしたカードをライブラリトップに置く能力にある。もちろん劣勢になった場をリセットするために激動を持ってくるのは定石だ。
しかし、ライブラリを共用するガルバノスにおいて『サーチしたカードを引くのはあなたではなく、あなたの左隣りに座るプレイヤーである』ということを理解すれば、このカードの真の力に気付くことが出来るだろう。
その究極形こそが、ガルバノス史上初にして最強のコンボ『フェイス・シュート』 だ。
■”Face Shoot”, The Genesis of Combo in Garubanos History
コンボの方法は至って簡単。
まず、リリアナのサーチでパワーナインの1つである永遠との接触をサーチし左隣りのプレイヤーはそれをキャストする。その後、2回目のサーチでドロスの収穫者(その他本体ダメージが入るクリーチャーでも化)をサーチする。するとどうなるか。
対戦相手は永遠との接触によりアップキープ時に瀕死となり、そのままキャストしたドロスの収穫者が対戦相手に不可避の死を与えるだろう。
このコンボの恐ろしい所はリリアナに狙われたプレイヤーはドローまでも支配されるため、自分では何もできないまま死んでいくことだ。
その残酷なまでに美しい流れから、このコンボは伝説となり今なお語り継がれているって訳だ。
詳しい内容はプロガルバノスプレイヤーの一人、"The Dragon Master" 休太郎氏が考察しているのでそちらも是非参照して欲しい。(http://9taromtg.diarynote.jp/201308160206044872/)
さて、いかがだっただろうか?
普段諸兄等がスタンダードで何気なく使っているリリアナが、実はガルバノスではトンデモない力を持った女帝だと認識してもらえただろうか?
次回はガルバノス史上最強のリセットカード、”The WorldFire”について語るとしよう。
お楽しみに!
一つ前の日記で触れた通り、僕は先週末BMOに行ってきたんだが、そこでの成績は見るに耐えない散々なものだったよ。その元凶は言うまでもない、土地事故さ。
思うにMTGは最高にクールなゲームだ。しかし、この土地というシステムはそんな素晴らしいゲームをいとも簡単に陳腐でつまらないものにしてしまう。何故5000円も払ってまで袖を涙で濡らさないといけないんだ?
今回の結果は僕にある1つの決心を抱かせるには十分すぎる出来事だった。そう、チームYTK (Yappari Tochitte Kusodawa)の結成だ。
チーム設立の目的は『土地事故に泣かされている人々の救済』。即ちガルバノスの布教だ。
手始めにMMCのサイドイベント枠をガルバノスで掌握し、同じくドラフトを主催したがっているBKTKCを泣かせてやるとしよう。
とまあ冗談はさておき、今日はお待ちかね、ガルバノスパワーナイン3つ目の紹介だ。
■"The Queen" of Garubanosu She is!
EDHを始めとしたハイランダーデッキにおいてサーチカードが強力なのは言うまでもないだろう。本来デッキに1枚しかないカードをピンポイントにズドンズドンと引っ張ってこれるのだから。
これはガルバノスにおいても例外ではない。ガルバノスの初期から《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》を始めとした各種サーチカードは存在していた。しかしガルバノスの研究が進むにつれ、それらは姿を消していった。何故か?
一番の理由は試合のテンポが大幅に損なわれるためだ。200枚近いデッキの中から目当てのカードを探し当てるのはプロガルバノスプレイヤーでも数秒はかかる。カードプールを把握していない初心者プレイヤーならばなおさらだ。
それでもガルバノスのデッキからサーチカードが消滅したわけではない。
環境最初期から最強のサーチカードの座を欲しいがままにし、ついにはガルバノスパワーナインの座まで射止めた女帝。
”The Queen”, リリアナ・ヴェス/Liliana Vess。
彼女が運ぶのはあなたへの勝利ではない。あなたの左隣りに座るプレイヤーへの死だ。
■Death Bringer
リリアナ・ヴェスはローウィンで登場したプレインズウォーカーの内の1人で、現在もスタンダードリーガルで使用可能なためご存じの方も多いはずだ。
彼女をパワーナインたらしめているのは-2のサーチしたカードをライブラリトップに置く能力にある。もちろん劣勢になった場をリセットするために激動を持ってくるのは定石だ。
しかし、ライブラリを共用するガルバノスにおいて『サーチしたカードを引くのはあなたではなく、あなたの左隣りに座るプレイヤーである』ということを理解すれば、このカードの真の力に気付くことが出来るだろう。
その究極形こそが、ガルバノス史上初にして最強のコンボ『フェイス・シュート』 だ。
■”Face Shoot”, The Genesis of Combo in Garubanos History
コンボの方法は至って簡単。
まず、リリアナのサーチでパワーナインの1つである永遠との接触をサーチし左隣りのプレイヤーはそれをキャストする。その後、2回目のサーチでドロスの収穫者(その他本体ダメージが入るクリーチャーでも化)をサーチする。するとどうなるか。
対戦相手は永遠との接触によりアップキープ時に瀕死となり、そのままキャストしたドロスの収穫者が対戦相手に不可避の死を与えるだろう。
このコンボの恐ろしい所はリリアナに狙われたプレイヤーはドローまでも支配されるため、自分では何もできないまま死んでいくことだ。
その残酷なまでに美しい流れから、このコンボは伝説となり今なお語り継がれているって訳だ。
詳しい内容はプロガルバノスプレイヤーの一人、"The Dragon Master" 休太郎氏が考察しているのでそちらも是非参照して欲しい。(http://9taromtg.diarynote.jp/201308160206044872/)
さて、いかがだっただろうか?
普段諸兄等がスタンダードで何気なく使っているリリアナが、実はガルバノスではトンデモない力を持った女帝だと認識してもらえただろうか?
次回はガルバノス史上最強のリセットカード、”The WorldFire”について語るとしよう。
お楽しみに!
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